共役リノール酸(CLA)の摂取時の注意
共役リノール酸(CLA)の摂取時の注意
共役リノール酸(CLA)は、健康や美容効果があることから人気の成分です。
また、安全性の高い成分ですので、誰でも気軽に取り入れることができます。
ただし、共役リノール酸(CLA)の摂取時には注意するべき点があります。
共役リノール酸(CLA)との食べ合わせ
共役リノール酸(CLA)の摂取時の注意すべき点、それは食べ合わせです。
食べ合わせが悪いと、共役リノール酸(CLA)の効果が無くなります。
実際、サプリメントを利用している方に多いのが、
複数のサプリメントを同時に併用しているケースがあります。
私自身も、一度に6〜8種類のサプリメントを同時に摂取しています。
この場合、やはり食べ合わせに気を付けいています。
もし間違った食べ合わせをしてしまうと、
せっかく摂取した成分の吸収を阻害してしまう場合があります。
ちなみに、共役リノール酸(CLA)は油分なので、
油の吸収を阻害する成分との併用は避ける必要があります。
この油の吸収を阻害する代表的な成分としては、キトサンがあげられます。
キトサンとは、カニやエビの甲羅から抽出される成分で、
カニの甲羅にはキチンという成分が含まれ、
それを化学処理したものがキトサンとなるのです。
しかし、キチンを全てキトサンに処理できないため、
一般的にキチン・キトサンとも呼ばれます。
キトサンは動物性の食物繊維なので消化吸収されず、
物質などを吸着する働きがあり、成分の吸収を阻害し、
吸着された物質は吸収されずにそのまま体外へ排出されます。
このキトサンに吸着される物質には、コレステロールや脂質、胆汁酸などがあります。
このようにキトサンには、体内に入った脂肪の
分解・吸収を阻害する性質があり、便と脂肪を体外に排泄する働きがあります。
つまり、共役リノール酸(CLA)を摂取するときは、
油成分の吸収を妨げるトサンと併用しないようにしましょう。
また、キトサン以外にも、吸収阻害成分はあります。
白インゲン豆に含まれるファセオリン、リンゴに含まれるアップルペクチン、
ギムネマの成分であるギムネマ酸、エリンギに含まれるエリンギ抽出物、
藻類・豆類・こんにゃく・野菜に含まれる不溶性・水溶性の食物繊維、
黒烏龍茶に含まれるウーロン茶重合ポリフェノールなどがあります。
共役リノール酸(CLA)の摂取摂取
また、食べ合わせ以外の摂取時の注意点は、
共役リノール酸(CLA)の過剰摂取です。
共役リノール酸(CLA)を、過剰に摂取をすると、
体脂肪を減らしすぎてしまい、身体の健康にデメリットを与える場合があります。
また、共役リノール酸(CLA)の副作用の部分でも触れましたが、
運動をしないで過剰摂取した場合、コレステロールのバランスを崩す恐れもあります。
そのため、共役リノール酸(CLA)の摂取量は必ず守るようにしましょう。
共役リノール酸(CLA)の通常の摂取の目安は、
1日あたり約2000〜3000mgといわれています。
また、ベニバナ油由来の「トリグリセライドタイプ」では、
約2,000mg程度が必要とされます。
共役リノール酸(CLA)は、適度な摂取であれば
医薬品との相互作用も少なく安全性の高い成分ですので、
正しい摂取量と摂取方法を守って利用しましょう。
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