共役リノール酸(CLA)の安全性
共役リノール酸(CLA)の安全性
様々な効果・効能があり、健康や美容のために人気の成分である
共役リノール酸(CLA)の安全性はどうなのでしょうか。
どんな良い成分でも、一番重要なのは安全性です。
やはり、直接口に入れるものなので、
長期において摂取した場合などの安全性も気になるところです。
共役リノール酸(CLA)は、安心して摂取できる成分だといわれています。
共役リノール酸(CLA)は、適量であれば長期間において摂取しても、
健康上に問題がないという安全性が確認されています。
実際、私自身の場合ですと、
1日3000mgを最長2年間摂取しましたが、全く問題ありませんでした。
肝臓のあらゆる数値、血圧、血液成分の数値など、一切問題ありませんでした。
また、そのころは体脂肪の減少もスムーズに変化しておりました。
今でも、体脂肪を落としたい時には、半年以上の期間は使用しています。
ただし、このように安全性の高い成分でも、
間違った摂取方法や摂取量で使用した場合、以下のようなケースもあります。
事例@ 共役リノール酸(CLA)の間違った使用方法
共役リノール酸(CLA)を毎日3.4g、1年以上摂取していた事例では、
善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増加していました。
さらに、白血球数、血小板数が増加し、動脈硬化などのリスクが高まっていました。
このケースについては、適量の摂取にとどまっているので問題なさそうですが、
共役リノール酸(CLA)の使用方法に問題があるようです。
共役リノール酸(CLA)をメインとして、適量を摂取していますが、
併せて運動やエクササイズは、一切していないケースです。
共役リノール酸(CLA)はいろんな効果・効能があり、
基本的には、動脈硬化を防ぐ効果があることは有名です。
しかし、どんな優れた成分であっても、
運動やエクササイズをせず、ただ漫然と摂取するだけではダメです。
共役リノール酸(CLA)を利用する場合、必ず運動やエクササイズをしましょう。
事例A 共役リノール酸(CLA)の間違った摂取量
動物実験で、共役リノール酸(CLA)を体重1kgあたり1.3gを長期摂取した場合、
体脂肪が大幅に減少し過ぎてしまい、体に必要な脂肪まで減ってしまい、
脂肪肝や糖尿病を発症のリスクが高まったというケースです。
このケースにおいては、大量の過剰摂取が原因となっていることが明らかです。
共役リノール酸(CLA)は、過剰摂取しすぎると、
通常よりも体脂肪の減少スピードが早くなるといわれています。
体脂肪が減ることは良いことかもしれませんが、
あくまで、通常のスピードで減少した場合です。
いくら体脂肪でも、早く落ちすぎると、
代謝に異常をきたしたり、自律神経系に負担をかけたりします。
そのため、共役リノール酸(CLA)の摂取量に気を付ける必要があります
基本的に、共役リノール酸(CLA)の摂取量の目安は、
サプリメントによる摂取でも、1日あたり約2000〜3000mgといわれています。
最近、人気のベニバナ油由来の
「トリグリセライドタイプ」では、2,000mg程度が必要とされます。
しかし、過剰摂取してしまうと、副作用が起こる可能性があります。
いずれにせよ、共役リノール酸(CLA)の摂取は、
過剰な摂取は避けるようにして、適量を摂取することが安全といえるでしょう。
また、共役リノール酸(CLA)は、
医薬品との相互作用も少なく、安全性の高いサプリメントです。
ただし、妊婦・授乳中の方は、医師に相談してから摂取するようにしましょう。
共役リノール酸(CLA)の安全性関連エントリー
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