共役リノール酸(CLA)の副作用と効果・効能
共役リノール酸(CLA)の副作用と効果・効能
共役リノール酸(CLA)は、別名「トナリンCLA」、
または「異性化リノール酸」とも呼ばれています。
共役リノール酸(CLA)には、一般的に3つの働きがあるといわれています。
@脂肪分解
脂肪を分解する酵素を活性化し、脂肪を燃えやすくする働きがあります。
それは、脂肪を分解するホルモン感受性リパーゼを活性化するためです。
A脂肪燃焼
@で分解された脂肪を燃焼します。
B脂肪を貯めない
燃焼し切れなかった余分な脂肪を
脂肪細胞へ取り込む酵素の働きを阻害し、脂肪の蓄積を抑えます。
様々な効果・効能がある共役リノール酸(CLA)ですが、
副作用のような作用も報告されています。
共役リノール酸(CLA)の副作用の事例
(事例1)
共役リノール酸(CLA)を毎日3.4g、1年以上摂取していた事例では、
善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールが増加していた。
そして、白血球数、血小板数が増加し、動脈硬化などのリスクが高まっていた。
(事例2)
動物実験で、共役リノール酸(CLA)を
体重1kgあたり1.3gを長期摂取した場合、体脂肪が大幅に減少し、
体に必要な脂肪まで減ってしまい、脂肪肝や糖尿病を発症のリスクが高まった。
これらの事例は、正しい摂取方法や摂取量を守らなかったケースです。
共役リノール酸(CLA)の効果・効能
共役リノール酸(CLA)は正しい摂取方法と摂取量を守れば、
以下のような、優れた効果・効能を得ることができます。
・脂肪燃焼作用
・筋肉増強作用
・インスリン感受性の向上作用
・ガン予防作用
・抗アレルギー作用
・抗酸化作用
・高血圧安定作用
・動脈硬化予防作用
・骨粗鬆症予防作用
共役リノール酸(CLA)と健康
共役リノール酸(CLA)は、どうしても脂肪燃焼に注目されがちですが、
それ以外で、健康面でも優れた効果・効能があることはご存じでしょうか。
特に現代において、ほとんどの方が悩んでいるのが、
高血圧や動脈硬化、骨粗鬆症、アレルギー、ガンなどの病気です。
これらは、現代病といってもいいくらい、多くの方に蔓延している病気です。
これらの病気の原因は、生活習慣、食生活、老化など様々です。
でも、予防すれば、ある程度はリスクを下げることができるのです。
そのリスクの軽減に効果的な成分の一つが、共役リノール酸(CLA)です。
つまり、共役リノール酸(CLA)は、正しい使い方をすれば、
筋トレやダイエットだけでなく、病気の予防にも効果・効能があります。
なんとなく、一石二鳥で、お得な成分です。
でも、ただ飲めばいいというわけではありません。
基本的には、運動が必要になります。
運動なしで、飲むだけでもある程度の効果・効能はあるかもしれません。
しかし、共役リノール酸(CLA)は栄養成分の一種なので、
漢方などとは異なり、基本的には飲むだけでは意味がありません。
ちなみに、漢方は運動しなくても、飲むだけで健康や予防効果があります。
そのため、共役リノール酸(CLA)を健康に役立てるためには、
ウォーキングなどの軽い運動でも十分なので、運動を取り入れるようにましょう。