共役リノール酸(CLA)と骨粗鬆症

共役リノール酸(CLA)と骨粗鬆症

共役リノール酸(CLA)と骨粗鬆症

共役リノール酸(CLA)と骨粗鬆症

共役リノール酸CLA)は、骨粗鬆症の予防にも効果・効能が期待されています。

 

 

骨粗鬆症は、もはや現代病の一つと言っていいほど一般的な病気です。

 

 

骨粗鬆症とは、骨からカルシウムが抜けて、骨がスカスカになってしまう病気です。

 

 

ちなみに、骨粗鬆症で骨折すると、元に戻るまでに時間がかかるうえに、
弱い骨の状態のままくっついてしまうため、骨自体は強くなりません。

 

 

そのうえ、痛みや神経痛などの後遺症が残りやすくなります。

 

 

骨粗鬆症は、特に女性に多い病気です。

 

 

なぜ、女性に多いのか?

 

 

それは、カルシウムの摂取量と女性ホルモンが関係しています。

 

 

女性ホルモンは、50歳くらい(更年期)で10分の1になり、
その影響で閉経し、生理が無くなります。

 

 

すると、閉経によって激減する女性ホルモンは、
骨を溶かす際に働く、副甲状腺ホルモンを抑えられなくなり、
正常な骨代謝が行われなくなくなった結果、
今までの倍以上のスピードでカルシウムが骨から溶け出してしまうのです。

 

 

この骨代謝は、カルシウムが不足していると正常に行われません。

 

 

骨代謝は、骨吸収と骨形成の2つの仕組みによって行われます。

 

 

骨吸収(古くなったカルシウムを骨から溶かす)

 副甲状腺ホルモンが、骨を溶かす破骨細胞に働きかけます。

 

 この時、性ホルモンも同時に働き、骨を溶かしすぎないようにします。

 

骨形成(新しいカルシウムを骨にする)

 性ホルモンが骨を作る骨芽細胞に働きかけます。

 

 ※性ホルモン(男⇒男性ホルモン、女⇒女性ホルモン)

 

 

この骨代謝が正常のうちはいいですが、ビタミンD作用の低下、
加齢によるカルシウム吸収の低下、閉経などによる性ホルモンの低下によって、
骨吸収が骨形成のバランスが崩れると骨吸収が促進されてしまいます。

 

 

すると、骨を壊すばかりで、新しい骨が作られず、骨粗鬆症などに繋がります。

 

 

骨代謝を正常にするためには、何よりもカルシウムの摂取量を増やし、
併せてビタミンDの摂取などが必要になってきます。

 

 

カルシウムの摂取量の不足と性ホルモンの変化、
これが、ほとんどの骨粗鬆症の原因です。

 

 

骨粗鬆症の症状

@背中・腰の痛み

 骨が弱まる→筋肉に負担→筋肉疲労・血管収縮→血行障害→筋肉疲労度が高まり、背中・腰の痛み。

 

A神経痛

 骨が弱まる→背骨が圧迫骨折→背中・腰が曲がる→神経痛に発展

 

B寝たきり

 骨が弱まる→筋肉に負担→つまずく・転ぶ→背骨・股関節・大腿骨の骨折→一生寝たきり

 

 

しかし、カルシウムだけをたくさん摂っても、実は骨は丈夫になりません。

 

 

実際に骨を構成しているのは、カルシウムとコラーゲンなのです。

 

 

コラーゲンの少ない骨は、いくら骨密度が高くても
骨自体にしなやかさが無い為、折れやすくなってしまいます。

 

 

つまり、骨を丈夫にするためには、コラーゲンも大事な成分となります。

 

共役リノール酸(CLA)で骨粗鬆症の予防・改善

では、カルシウムでもない、コラーゲンでもない
脂肪酸である共役リノール酸(CLA)が、どのように骨粗鬆症に関係するのでしょうか?

 

 

共役リノール酸(CLA)は、直接的に骨の原料にはなりませんが、
間接的に、骨を強化して骨粗鬆症を予防・改善するとされています。

 

 

共役リノール酸(CLA)を摂取すれば、骨のカルシウム量やコラーゲンの合成量が増加し、
骨の合成力が強化されるため、骨粗鬆症の予防に効果があります。

 

 

ここでのポイントは、カルシウムやコラーゲンの合成量と骨への合成力の強化です。

 

 

人は加齢とともに様々な機能が低下します。

 

 

カルシウムやコラーゲンの合成量と骨への合成力も例外ではありません。

 

 

必要十分に、カルシウムやコラーゲンを摂取していても、
骨粗鬆症になったり、症状が進行していくのであれば、問題は合成力です。

 

 

栄養の摂取は努力でなんとかできるのですが、
体内でのカルシウムやコラーゲンの合成量と骨への合成力はどうにもなりません。

 

 

この部分を強化するのが、共役リノール酸(CLA)なのです。

 

 

骨粗鬆症の予防や改善には、カルシウム等の栄養の摂取と、
体内でのカルシウムやコラーゲンの合成量と骨への合成力の強化をしましょう。

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